人気ブログランキング | 話題のタグを見る

川上哲治さん、死去

赤バットのスラッガー、巨人V9の監督として知られる川上哲治さんが 老衰のため亡くなりました。93歳でした。私は中日ファンですし、野球に興味を持ったのも 長嶋茂雄が引退した年、つまり V10を逃した年以降ですので あまり書くこともありませんが、これだけの方ですので なんとか頑張ってみます。

私が最初に野球観戦したのは 確かその1974年で、母が入院中だったため 父親に連れられてナゴヤ球場へ行ったと記憶しております。流石に詳細は殆ど覚えておりませんが、広島戦デーゲームでスコアは2-0で中日の勝ち、広島のキャッチャー(当然どなたかも存じませんが)が 股間にボールを当てて苦しんでいた印象が強く残っております。事実かどうかは解りませんが。

1974年は 川上さんが選手・監督を通じて唯一退場処分を喰らった年でもあるそうです。大洋戦で平松政次のカミソリシュートが河埜和正の左腕に当たったが、球審の平光清がファール(グリップエンド)の判定をしたため、顔を真っ赤にして3度 突き飛ばしたんだそうです。その平光さんも 一昨年亡くなられたようですね。

川上さんは熊本工業高校出身ですが、熊工出身のプロ野球選手は 私の知っているところでは、伊東勤(西)、井上真二(巨)、緒方耕一(巨)、今年引退を表明した前田智徳(広)、田中秀太(神)、荒木雅博(中)、藤村大介(巨)あたりでしょうか。知っていると言っても 熊工出身であると知らなかった人も多いですが。

秋山幸二(西・ダ)もそうかと思っておりましたが、彼は八代高校なんですね。現役は荒木と藤村くらいですか。熊工出身者は昨今には珍しく「一穴主義者」が多いようです。それと やはり川上さんの影響か、巨人の選手が多いですね。井上は結構好きなプレイヤーでした。

あと 有名なエピソードとしては「ボールが止まって見えた」というものがありますし、「弾丸ライナー」という言葉も川上さんの打球に対して最初に使われたようです。晩年は打って変わって「テキサスの哲」とも言われていたようです(これはラジオ中継で聞いたことがあるような)。正に打撃の神様。

今年の巨人も、2013年 無敗(WBCも負けは付いてませんね)の田中将大を攻略し 後一歩のところまで追い上げましたが、川上監督以来 40年振りの日本一連覇はなりませんでした。なにしろ打てませんでしたね。残念でした。

ご冥福をお祈りします。
by crs2188 | 2013-11-04 16:43 | 訃報

不定期に気になった日常の事柄を綴ります


by crs2188